<本>「ミュシャの世界」
ミュシャについて纏めた本が欲しいな~と何となく思っていたところに、丁度良い本書があったので購入。
アール・ヌーヴォー調のポスター画家としての氏と、スラブ叙事詩に代表される後期の氏をバランスよく紹介している。
もう少し説明的な記述に紙幅を割いてくれても良かったような気がするが、パラパラ長める分にはこれで十分なのかも。
サラとのパートナー関係や、スラブ叙事詩を物理的にどう作ったか、などの記述は簡潔かつ興味深く書かれている。
ただ、民族主義的な色彩が強くなった背景については、もう少し書き込みして欲しかった…
作品的には、やっぱり「月」が美しいなぁと、個人的な好みですが改めて実感。
六本木のミュシャ展、プラハで行ったミュシャ美術館が懐かしい…
またプラハ行きたいなぁ。